ここ何年か、よく話題に上がるパニック障害。
松島聡、星野源、長嶋一茂、安西ひろこ、大場久美子、中川家の剛さんなど芸能人の方に多く、見た目には分からないため、理解が得られず苦しまれている方も多い病気です。
実は、私自身もパニック障害を患っているんです。(一般人ですが…)
3月2日に、世界一受けたい授業でも取り上げられました!
そこで今回は、
- パニック障害ってどんな病気?
- パニック障害の症状は?
- 釈由美子さんのコメント
- パニック障害の人とどうやって関われば良い?
私自身も患っているパニック障害について、体験を踏まえて書いていきます!
Contents
パニック障害ってどんな病気?
突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
いつ起きるか分からないため、また発作が起きるのでは?という「予期不安」や、苦手な電車やエレベーターなどを避ける「広場恐怖」を併発する人が全体の80%になるといわれているんです!多いですよね。
私も、予期不安に広場恐怖はありました。
急行・特急が来ても見送って各駅停車に乗る、人混みが苦手になったので、大好きだった繁華街への買い物も避けるようになった。美容室や映画館も避けていました。
現在は、投薬治療で安定しているので、以前とほぼ同じように生活できるようになっていますよ!
パニック障害の症状は?
症状は人によりそれぞれで、多いのが電車に乗れない、人混みが怖い、レジなどの列に並べない、エレベーターや高所など様々な要素があります。
このパニック発作は「死んでしまうのではないか」と思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。
私も体験済みですが、本当に怖い。そんな一言では言い表せないくらいの恐怖感で「気がおかしくなるのでは?」と思うほどでしたね。二度と体験したくないですよ。
そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。
とくに、電車やエレベーターの中など閉じられた空間では「逃げられない」と感じて、外出ができなくなってしまうことがあります。
IKKOさん釈由美子さん大場久美子さん安西ひろこさんのコメント
釈由美子さんは10代で発症。
ある日突然過呼吸になり救急車で運ばれた。電車に乗れなかったそう。モデルでの撮影など「逃げられない場所」で発作を起こしていたという。
IKKOさんは39歳の時に発症。
吐き気がして、血圧が190を超えたと語っていた。電車や新幹線・飛行機や高層階など「そこから逃げることができないところ」で発作が起きた。と語っている。心療内科の先生に「大丈夫」と書いてもらった紙を持っていたそう。
大場久美子さんは、外出する際に必ず、お水と携帯とメッセージカードを持ち歩いていた。「そっと見守ってください」「大丈夫です」などのカードを発作時に見せていた。
安西ひろこさんは、近所のおばさんに外出など声をかけてもらって、症状が改善していった。
共通して言えることは、周囲の理解とサポートであると語っていた。
パニック障害の人とどう関われば良い?
自分の身近な人が、パニック障害など外からでは分からない病気に罹患していると、正直どう接して良いか分かりませんよね?
ここからは、発作が起きている場合と、そうでない通常時においての接し方についてそれぞれお伝えしていきます!
発作が起きた場合
患者視点で言えば…
「人により違います!」
え?って思ったでしょ?
でも、本当なんです。
私の場合は、どこか(横になれる)座れるところへ移動して、背中をさすってもらいたいです。
人によっては、心配されると余計に悪化するので、放って置いてほしい人もいます。
結論としては「本人に聞いてください!」です!
苦しくて答えられないかもしれませんが、周りでオロオロされるよりは発作を起こされた側としても助かります。
何があっても「気持ちの問題」や「心の弱さ」ではないのです。絶対にそのような言葉を患者さんにかけてはいけません。
発作を起こしていない場合
これはずばり「普通に接してください!」です。
いつ発作を起こすか分からず、周りの方も気が気じゃないと思いますが、何もないときは本当にいつもと変わらないんです。
腫れ物に触るように気を使われると、かえって傷つきます…
ただ、その人が苦手なところなどへ行くときなどは、体調などを考慮して「大丈夫?」と安心させてあげてください。
まとめ
- パニック障害は「脳の誤作動」であり、身体の病気ではない
- 「気のせい」や「心が弱い」から罹患するのではない
- おかしいと思ったら、心療内科や精神科を受診してみる
- ストレスを溜めないような生活習慣を身に付ける
- 最後に、周囲の理解とサポートが一番大事!
このブログを読んで、少しでもパニック障害などの患者さんへの理解が深まれば幸いです。